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セラピストの本音をお届け!現役理学療法士コラム 理学療法士の吉倉孝則さんが仕事中に考えたこと、日々感じていることをお届けするコラム。現役セラピストの考えや本音が詰まった連載です。セラピストの本音をお届け!現役理学療法士コラム 理学療法士の吉倉孝則さんが仕事中に考えたこと、日々感じていることをお届けするコラム。現役セラピストの考えや本音が詰まった連載です。

第11回英語嫌いのPTが教える英語論文読解のコツ その1

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論文を読むことで最新のエビデンスもわかるようになる!

私の勤務していた病院では、臨床実習に来ている学生の皆さんにも英語論文を読んでもらっていました。ただでさえ忙しい実習中に、ほとんど読んだことのない英語論文を読むのは大変だったと思います。

「臨床実習は臨床現場を経験する場なのだから、学生に英語論文を読ませるのはどうか」というご意見もあるでしょう。しかし私自身は「最新のエビデンスを知ることは理学療法士にとって必要な能力」と考えていたので、学生の皆さんにも抄読会に参加してもらっていました。

そこでここからは、「英語論文をほとんど読んだことのない学生の皆さんへの指導法」「英語が苦手な私自身はどのように英語を読んでいるのか」を8つの項目に分けて書いてみようと思います。少し長くなりますが、順を追って説明していきますので英語論文に挑戦する際の参考としていただければと思います。
 

英語論文に取りかかる前に必要な3つのこと

まずは8つのうち、3つの項目についての説明です。
この段階では使用されている言語にかかわらず、論文を読むために必要な基本的知識についてお話ししたいと思います。
 

1.論文の構成を知る

論文を読むには、まず論文というものがどのように書いてあるのか知る必要があります。日本語、英語、どちらのものでもたいていの論文は以下のような構成が一般的です。

Title(タイトル)
Abstract(要約)
Introduction(導入)
Methods(方法)
Results(結果)
Discussion(考察)
Conclusion(結論)

英語論文に挑戦する前に日本語の論文を読んでみて、一般的な論文の構成を把握するといいでしょう。
 

2.日本語の論文を読む

読もうとする論文が自分の興味のある分野や、よく知っている分野であれば、この手順は必要ないかもしれません。しかし、その論文が扱っている分野の知識が皆無では、英語の論文を読んでみても意味をつかむことはできないと思います。私自身、今すぐに「遺伝子研究」についての論文を読もうとしても理解できないでしょう。

遠回りのようですが、英語論文を読む前には日本語の論文をいくつか読んで、ベースとなる知識を身につけることが必要です。学生の皆さんに指導する際にも、まずは日本の雑誌などで関連する論文を2~3本読んでもらったりしていました。
 

3.自分の興味のある分野の論文を探す

読みたい論文の分野が決まり、そこでの基礎知識を身につけることができたら、いよいよ論文を探します。EBPTについて書いたときにもご紹介した、Pub MEDなどで探すとよいでしょう。読みたい論文を決めるコツは、興味のある分野で探すことです。これはとても大事なことだと思います。興味のない論文を読もうとしても、やる気になりません。

論文を探す際に大切なのは、「Title(タイトル)」から選ぶことです。
学会に行ったとき、多くの発表から何を聴講するか決めるときに、どのように選びますか?
あるいは書店で読みたい本を選ぶとき、どのように決めますか?
たいていの場合はタイトルで決めますよね。それだけ、論文のタイトルは重要なのです。自分が学会発表するときや論文を書くときは、しっかりと研究の内容を表すようなタイトルをつけるようにしたいですね。

吉倉孝則

吉倉孝則 (よしくら たかのり)

理学療法士。保健学修士。認定理学療法士(運動器)。
星城大学リハビリテーション学部理学療法学専攻卒業。浜松医科大学附属病院リハビリテーション部入職。星城大学大学院健康支援学研究科修了。
大学病院への勤務時代は、整形外科疾患、がんのリハビリテーションを中心に幅広い疾患のリハビリテーションに従事。院内の緩和ケアチームにも携わり多職種連携を心がけている。
臨床業務以外にも研究活動や学生の指導など教育、地域包括リーダーとして地域包括ケアの構築にも力を入れている。


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