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海外で作業療法士として働くための条件とは?2015.07.23

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「作業療法士」は世界共通の職業であり、ニーズの高い専門職でもあります。世界中で多くの作業療法士が活躍しており、日本で取得した作業療法士の資格を生かして、海外勤務を始めることも可能です。海外で働くことは、さらに高いスキルや知識を身につけるチャンス。とはいえ、勤務先となる国によってその条件や手続きは異なります。世界の作業療法士が集まる国際機関や、海外で働くための条件について紹介しましょう。

「世界作業療法連盟」には60ヵ国が加盟

作業療法士は、OT(Occupational Therapist)と呼ばれる世界共通の医療専門職。約60ヵ国が加盟している国際機関「世界作業療法連盟(WFOT:World Federal of Occupational Therapists)」では、作業療法士養成カリキュラムの最低基準を設定し、作業療法における質の維持と向上に努めています。また、WFOTの基準に基づく審査を合格した養成校だけが、WFOT認定校と指定されます。

海外で作業療法士として働くための条件とは

海外で作業療法士として働くための基本条件は、以下の3つです。

  1. 滞在国がWFOTに加盟していること
  2. 自分の卒業した学校が、WFOT認定校であること
  3. 国家が認めた作業療法士免許を取得していること

最低条件として、WFOT認定校において作業療法士としての国際教育を受け、卒業認定を取得する必要があります。日本国内にある養成校の多くはWFOTの認定を受けていますが、一部例外もありますので確認しておきましょう。ただし、この条件は、勤務先となる国が世界作業療法士連盟に加入している場合に限ります。加えて、現地の言語習得といった条件を提示される場合も。国によってさまざまな条件があるため、詳細については各国の作業療法士協会へ確認することをおすすめします。

世界作業療法連盟(WFOT)各国の問い合わせ先:
http://www.wfot.org/Membership/CountryandOrganisationProfiles.aspx

国ごとに異なる、作業療法士の資格

海外で作業療法士として働く場合、上記の条件に加えて、国によってさらに異なる手順をを求められることがあります。WFOTに加盟する国のうち、デンマークとアメリカで働く場合の具体的な条件を、例として紹介しましょう。

デンマークでは、まずNBH(National Board of Health)と呼ばれる国家健康委員会が発行する作業療法士の許可証を取得するよう求められます。そのほか、デンマーク語の習得、デンマーク国内にある養成校の卒業もしくはそれに相当する学士(3年半)の取得と、デンマークの市民権を取得することまでが条件とされているようです。

アメリカでは作業療法士の養成基準がWFOTの基準を上回っており、日本で取得した資格が通用しません。アメリカで働く場合、改めてアメリカの作業療法士養成校を卒業し、新たに資格を取得する必要があります。また、州によって法律が異なるアメリカでは、州ごとに資格の最終手続きが異なるようです。勤務地に合った条件を確認しましょう。
いずれもハードルが高く感じられますが、養成基準の高い国だからこそ、習得した知識やスキルを生かせるチャンスも多いといえそうです。

青年海外協力隊もチェック

作業療法士として海外で働きたい場合、JICA(独立行政法人 国際協力機構)の青年海外協力隊もしくはシニアボランティアとして参加する方法もあります。青年海外協力隊の応募資格は満20歳から満39歳、シニアボランティアは満40歳から満69歳とされ、派遣先国はアジア諸国やアフリカなど。配属先は病院や学校があります。施設や作業療法科の立ち上げを行うといった活動もあり、働く環境も目的もさまざまです。

青年海外協力隊として実際に中国で活動した方によると、「新たな作業療法科の立ち上げ」という支援のなかで、日々臨床を実施し、同僚への技術指導を行うことが活動の中心だったとか。また、現地の介護事業所やリハビリ製品会社との情報交換を行いながら、日本で行われているリハビリを指導することで、中国資本の介護事業所と日系福祉関連企業との連携強化を図るという対外活動にも取り組まれています。多くの貴重な経験を得て、幅広い経験を積むことができたそうです。

リハビリの新たな可能性を見つけにいこう

海外で作業療法士として働くことは、国によっても勤務条件が異なり決して簡単とはいえません。しかし、海外での経験は作業療法士としての大きな糧となるでしょう。
リハビリの新たな可能性を探りたい方、海外で自分の実力を試してみたい方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

【参考URL】

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