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第8回「お身体」「ご住所」など、丁寧に上品にあらわす「美化語」とは

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美化語はものごとを丁寧に言うときに使う

今回は「美化語」についてお話したいと思います。接頭詞の「お」や「ご」をつける用法は

  1. 「あなたの“お”荷物」、「“お”身体の具合」など、相手のもの・ことを表す美化語
  2. 「先生の“お”考えはいかがですか」「後ほど“ご”説明します」などの尊敬語や謙譲語
  3. 「“お”はようございます」、「“お”やすみなさい」などの慣用句

のように分けられます。

なかでも1.の美化語は丁寧さや上品さをあらわすために使う言葉で、「相手のもの・こと」をあらわすときに使います。例えば、患者さんの仕事を指す時は「“お”仕事は何をなさっていますか?」というように「お」をつけるのが正解。しかし、自分の仕事を指して「私の“お”仕事は理学療法士です」と言うのは誤った使い方であるだけでなく、幼稚な印象を与えてしまいます。実際の接遇で使用する例としては
「“お”食事は召し上がりましたか?」
「“ご”自宅はどちらですか?」
「(あなたの)“お”帽子はこちらですか?」

などが正しい使い方です。

「お」や「ご」は、基本的にカタカナの言葉、外来語にはつけません。「おトイレ」という言い方をする人もいますが、これも正しい使い方ではありません。「おトイレはこちらです」ではなく、「お手洗いはこちらです」と言えるようにしておきましょう。「おビール」「おジュース」「おズボン」などの言葉を習慣的に使用している人もいると思いますが、これらの表現も実は間違いです。

また美化語には、「お」「ご」をつける「付けたし型」の他に「言いかえ型」もあります。
「便所(トイレ)」→「お手洗い」のほか、「うまい」→「おいしい」、「腹(はら)」→「お腹(おなか)」といった具合です。

丁寧にしたい言葉への「お」と「ご」のつけ方・使い分け

「お」や「ご」をつければ丁寧な言い方になるとわかっていても、「お」と「ご」のどちらを使えばいいのか迷うこともあるでしょう。

原則としては、「和語には『お』を、漢語には『ご』をつける」と覚えておくといいでしょう。たとえば、和語であれば「水」→「お水」、「話」→「お話」、漢語の場合は「用」→「ご用」、「本」→「ご本」といった具合です。
ただし漢語でも「お時間」「お電話」のように日常的によく使う言葉や、「お料理」「お化粧」など、女性によく使われる言葉では、「お」を使う場合があります。また、「お返事」「ご返事」のように、「お」と「ご」を両方とも使う場合もあります。

「お」や「ご」がついている言葉でも、それが必ずしも美化語とは限らず、尊敬語や謙譲語である場合もあります。いずれにしても、丁寧にあらわしたいといってあらゆる言葉に「お」や「ご」をつけてしまうと聞き苦しくなりますから、注意が必要です。

意味をなさない言葉は、省くことで相手に伝わりやすく、意思が明確に伝わりやすくなるものです。より的確に情報を伝えるという意味でも、できるだけシンプルな言葉遣いを心がけましょう。

村尾 孝子(むらお たかこ)

薬剤師、医療接遇コミュニケーションコンサルタント。
株式会社スマイル・ガーデン代表取締役。
薬剤師として総合病院薬剤部、漢方調剤薬局、調剤薬局で20年以上にわたり調剤、患者応対を経験。管理薬剤師として社員の人材育成に注力する。
現在は医療現場経験を活かし、医療接遇コミュニケーションコンサルタントとして活躍中。

株式会社スマイル・ガーデン : http://smile-garden.jp/
ブログ「いつもワクワク Always Smiling!」: http://smilegrdn.exblog.jp/


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