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第8回上手な転職・転身の方法、そして勤務作業療法士ではない働き方とは?

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厚生労働省の調査によると、理学療法士・作業療法士の平均勤続年数は5.3年(※)。一概にはいえませんが、ひとつの病院や施設に生涯勤め続けるのではなく、作業療法士の資格を活かせる場所で、自分に合う場所を探しながらキャリアアップする人が多い職種といえるでしょう。さて、「転職」をするならそれによってステップアップにつながるなど、人生のよい節目にしたいもの。これまで病院や老人ホームなどさまざまな施設で働いてきた羽山さんに、上手な転身のコツを聞いてみました。

※厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査」より

羽山恵里夏さん(37歳)
Profile
羽山恵里夏さん(37歳) 作業療法士、整体師、アロマセラピスト。
15歳の誕生日に阪神大震災が起こり、強い衝撃を受ける。子どもの頃から福祉施設でボランティア活動をしていたこともあり、「将来は人のためになるようなことをしたい」と医療の道を志す。専門学校を卒業後、作業療法士として病院や老人施設などに勤務し、その後、独立。現在はフリーのセラピストとして活動

セラピストが独立することのメリット・デメリットとは

今の職場を辞めたいと考えたときに、転職だけでなく、独立の道を考える人もいるかもしれません。
「病院で働いているセラピストは、患者さんが退院してしまうとそれ以上関わることができません。退院できるとはいえ、人の身体としては、“日常生活がまがりなりにもできるようになる”という最低限のサポートでしかないでしょう。でも本当は、人ってもっと可能性があるものですよね。その人の本当の生活は、退院してから始まります。でも、一度大きな病気をされてしまった方って、楽しみをあきらめてしまうことが少なくないんです。保険適用の範囲内で仕事をしていた頃は、『病院だとここまでしかできないんだ』と葛藤がありました」

「旅行に行けるようになる」「スポーツの大会に出たい」など、未来のポジティブな目標まで寄り添えることが、セラピストの独立の大きなメリットだと羽山さんは言います。また医療行為以外にも多彩なサービスを学ぶことで、人とのつながりができ、それがさらに大きな財産へとつながっていくそう。
「病院という世界から飛び出したことで、医療従事者という専門職の枠を超えた人間関係ができました。自分とはご縁のなかった世界の人に出会えたことで考え方の幅も広がりましたし、ビジネスチャンスにもなりました」

また独立した場合には収入面も大きく変わります。
「自分で望む収入を決められる……つまり、目標に向かって計画的に仕事をつくっていくという感覚でしょうか。ものすごく成功している方の中には、病院に勤務する作業療法士では得られない収入を手にしている方もいます。ただ、何事も受け身の人は厳しいかもしれません」
独立した場合には収入が減る・不安定になる可能性もあれば、無収入になることもあり得ます。そのリスクがどうしても気になるもの。しかし、“収入が安定しないのは絶対に嫌だ”という人は独立に不向きといえるでしょう。実際、“独立したものの、どうしても収入が減ってしまって伸び悩む”ということもあります。
「勉強したり、人に会ったりする時間やエネルギーも必要ですし、出ていくお金も増えていきます。これはフリーランスや起業を選んだら必ず起きることだと思ってください。よりよい収入を得るため、手放さなければならないこともあります。とても難しい選択ですが、自分の性格や価値観と相談して決めるとよいでしょう」

その他のリスクとしては、例えば「整体のサロンを開業したものの、お客さんが来ない」などの集客にまつわるものもあるでしょう。これは、独立したら常についてまわる悩みかもしれません。
「病院や老人ホームなどに勤めていれば、いつでも目の前にクライアントがいます。しかし独立することを選んだら、それを決めた瞬間から集客について考えなければいけません。もちろんその反対に、集客が大変だと思っていたら、想像以上にお客さんが来てしまって手に負えなかったという人もいます。
不安定な波を不安と思わずに、“お客さま一人ひとりとじっくり向き合えて嬉しい”など、違う喜びや楽しみにフォーカスしている人が独立後にも生き残っている気がします。ただ、人付き合いは上手であるに越したことはありません。コミュニケーション力が高ければ仲間も作りやすくなりますし、患者さんやクライアントさんとの信頼関係も強くなります。専門知識を伝えるだけが作業療法士の仕事ではありません。『一緒になってがんばろう!』と上手に伝えるためにも、対人能力、信頼関係の築き方を大切にしてほしいですね」
 

セラピストが独立したあとは? バラエティに富んだ働き方

最後に作業療法士が独立した場合の働き方について聞いてみました。
 

●デイケアなどの施設を立ち上げる

「経営者側にまわった作業療法士の方もいます。国の仕組みのなかではありますが、自分が理想とする治療やリハビリに近づけることができます」
 

●施療院をオープンする

「アロマセラピーサロンや整体院などを立ち上げる方もいます。国家資格である作業療法士の専門性を発揮することで、民間資格保持者だけの整体院よりも高度な施術ができます。私の知人では、このパターンの人が多いですね」
施療院を開設し、自由時間や家族との時間を大切にしながら働く人も多いそうです。
 

●講演家やフリーの講師など

「自分の経験や資格をベースに、健康や治療について教える側にまわる方もいます。“人生観と健康”のように、大きなテーマで活動していく方もいますね。本を出したりコラムを書いたりするなど、執筆を仕事の一部にしている方もいます」

アイディア次第で色々な仕事が生まれそうなセラピストの独立。作業療法士としての専門性を活かしながら、クライアントに喜んでもらえるよう努力を続ける必要がありそうです。


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